2014年1月21日火曜日

[ソフトウェア品質技術]定量的プロジェクト管理ツール(EPM-X, IPF Tools)をインストールしてみる (Redmine用一括インストーラー編)

◆定量的プロジェクト管理ツールとは何か?

うちの会社では、ソフトウェアの開発・メンテナンスのバージョン管理にRedmineを使っています。Redmineの各プロジェクトでは、担当者がチケットを発行して、機能追加やバグ修正を行っています。Redmineの利用が標準となったり、かなりデータが蓄積されてきました。こういったデータを利用して、定量的に品質の状況を分析・把握したりできないだろうか?というのがきっかけです。

◆IPAがそれらしきツールを公開していた

いろいろ調べているとIPAがEPM-Xというオープンソースなツールを公開していることがわかりました。

◆インストールに苦戦・・・

既存のシステムにインストールすることはなかなか難しいことがわかりました。職場で使用しているものは、RedmineとMySQLです。システムはUbuntuで稼動していますが、今回のツールの稼働環境はCentOS。しかも最新のものに対応しているのか不明。無理やり、インストールしてみたのだが適切なファイルが見つからなかったり、一部手動で設定した後にインストールを実行したり、1日奮闘しましたがいろいろ問題があって簡単にはインストールできなさそうだった。なので、このツールの良し悪しを知るために、クイックインストールを利用してデモンストレーション環境を構築することから考えました。

◆CentOS 5.6以外はすんなりインストールできない

インストールする前に注意することは次のとおりです。
  • ダウンロードファイルのリンクとファイル名が一致しない
    ダウンロードするときは対象のファイルが見つからなくならないように記録しておくことをお勧めします。ガイドで説明しているファイル名と一致しないので腹立たしいですね。
  • インストールするOSとバージョンは「CentOS 5.6」にする
    CentOS 5.6以外はすんなりインストールができません。これ重要です。
  • 仮想マシンとしてVMwarePlayerを事前にインストールしておくこと
    私の環境は6.0.1だった。

◆ダウンロードするもの

「一般社団法人実践的プロジェクトマネジメント推進協会」(http://ppma.jp/htdocs/)でアカウントを作成し、ダウンロードページから次のファイルをダウンロードします。
  • D07-3_クイックスタートガイド(Linux版).pdf
  • ipftools-redmine-1.0-setup-centos.x86_64.bin
"Index of /Linux/centos/5.6/isos/x86_64"(http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.6/isos/x86_64/) から64ビット版のインストールDVDメディアをダウンロードします。
  • CentOS-5.6-x86_64-bin-DVD-1of2.iso
    1枚目だけ。2枚目は使用しなかった

◆OSの仮想マシンを作成する

VMware Playerの仮想マシンにCentOSをインストールするときに注意する点
  • 「簡易インストール」は使用しない
    詳しくはこちらを参照してください。
    『[Linux]VMware Player 6 で CentOS 6.5 minimal のインストールで注意すること』(http://www.underclock.net/2014/01/linuxvmware-player-6-centos-65-minimal.html
    ※例ではCentOS 6.5 minimalになっていますが、今回は5.6 64ビットをインストールします。

◆問題なくインストール終了


ものの15分で構築できてしまいました。今までの苦労はなんだったんだろうか?

  1. インストールしたCentOSにログインをしてeth0に設定されている<ゲストOSのIPアドレス>をメモします。
    > # ifconfig
    と入力する。
  2. Tera term を起動して、手順1で記録した<ゲストOSのIPアドレス>を接続先にSSHでログインする。
  3. /tmp/workのディレクトリを作成する。
    > # mkdir /tmp/dir
  4. SSH SCPを利用してファイルをアップロードする
    (私のホストはWindowsです。ホストからゲストPCにファイルを転送します。)
  5. ipftools-redmine-1.0-setup-centos.x86_64.bin の実行権限を加えます。このままだとインストールが実行できません。
    > # chmod 755 ipftools-redmine-1.0-setup-centos.x86_64.bin
  6. 最後にインストールを実行する
    > # /bin/bash ipftools-redmine-1.0-setup-centos.x86_64.bin
    プロンプトに従ってインストールすればできあがりです。ここの説明は『D07-3_クイックスタートガイド(Linux版).pdf』を参照してください。

◆動作確認する前に

今回、作成してCenOSの仮想マシンには、GUIの設定をしていないためブラウザーを起動して実際に動作しているかの確認ができません。そこで、ホスト側からブラウザーを起動してアクセスする必要があります。このとき問題になるのはゲストOS側のファイアウォールの設定です。
(CentOSのGUIをインストールしている場合はゲストOS側のブラウザーを起動して確認もできます。)
  1. コンソールから次のコマンドを実行する
    > # cat /etc/sysconfig/iptables
    ファイアウォールの設定一覧が表示されることを確認します。
    ※ホスト側からSSHにアクセスできた理由は、20番のポートを許可しているためです。
  2. viなどのテキストエディターで次の行を挿入する
    A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
    自分は、viが嫌いなので nano /etc/sysconfig/iptables で編集をしました。
  3. ファイアウォールの再起動する
    > # service iptables restart

◆あともうちょっと

やっと動作確認ができます。
  1. ホストOSのブラウザーを開いてURLに次のように入力する
    http://<ゲストOSのIPアドレス>/redmine
    入力してサイトを表示すると、Redmineのホーム画面が表示されます。
  2. ログインをクリックして、ログインとパスワード(admin:admin)を入力する
    ログインに成功すると、「最近のプロジェクト」が表示されます。
  3. 「IPFサンプルプロジェクト」をクリックする
    IPFサンプルプロジェクト画面が表示されるので適当に遊びます。
  4. 上部のメニューから「定量的分析・診断」をクリックする
    「定量管理ダッシュボード」が表示されることを確認します。
    ここらへんBirtViwerを使用しているらしいが、わけの変わらないグラフがいっぱい表示されますねぇ。
    そのへんの説明については、右上の「ヘルプ」で確認してみましょう・・・
以上

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