2014年2月18日火曜日

[ソフトウェア品質技術]ソフトウェア保守の種類

「ISO/IEC 14764」によると、ソフトウェア保守の種類は全部で4つある。
また、保守の分類は「訂正」と「改善」とに大別できる。
  1. 適用保守
  2. 是正保守
  3. 予防保守
  4. 完全化保守
ISOの定義を日本語に翻訳したものではなく、SQuBOKガイドの執筆者が言い換えたものだが訳文が微妙だった。

"Modification of a software product after delivery" これは、きちんとそろえて翻訳しておかないと4つの保守が相対的に比較しにくくなる。

◆適用保守(Adaptive Maintenance)[訂正]

"Modification of a software product performed after delivery to keep a software product usable in a changed or changing environment."(原文)
 「引渡し後に変化した環境においてもソフトウェア製品を同様に使用できるように保ち続けるために行うソフトウェア製品の修正」(SQuBOKガイド)

→導入後に、システムやシステム環境の変更に適応して、継続して利用できるようにソフトウェアを修正することなので、新機能を供給するような保守ではないだろう。たとえば、消費税が8%から10%に変更になったときの保守などがこれに該当するのではないだろうか?

◆是正保守(Corrective Maintenance)[訂正]

"Reactive modification of a software product performed after delivery to correct discovered problems."(原文)
 「ソフトウェア製品の引渡し後に発見される問題を是正するために行う受身の修正」(SQuBOKガイド)

→導入後に、見つかった問題を解決するためにソフトウェアを修正することだと思う。

◆予防保守(Preventive Maintenance)[改善]

"Modification of a software product after delivery to detect and correct latent faults in the software product before they become effective faults."(原文)
 「引渡し後のソフトウェア製品の潜在的な障害が顕在化する前に発見し,是正を行うための修正」(SQuBOKガイド)

→導入後に、ソフトウェアの既知障害や潜在的な障害を修正することだと思う。

◆完全化保守(Perfective Maintenance)[改善]

"Modification of a software product after delivery to improve performance or maintainability."(原文)
 「引渡し後の顧客ニーズの変化に対応して,ソフトウェア製品を改善することで,顧客満足を維持するための修正」(SQuBOKガイド)

→導入後に、ソフトウェアのパフォーマンスや保守性を改善するために修正することだと思う。ガイドでは「顧客満足を維持」と執筆者の主義主張的な表現になっているのが気がかりだ。

◆参考資料


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